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広島県郷土料理

2022.12.06 PTA
広島県郷土料理
本日の献立
・もぶりご飯   ・いわしの天ぷら
・呉の肉じゃが  ・オレンジ   ・牛乳
 
今日の給食は、広島県の郷土料理でした。
 
メインの「もぶりご飯」の “ もぶり ” とは、広島県の方言で ” 混ぜる、混ぜ込む ” を意味する “ もぶる ” に由来している言葉だそうです。炊いたご飯に干ししいたけ、ごぼう、にんじん、黒豆、さやいんげんなど、たくさんの野菜を煮て混ぜ込んだもので、 エビ、魚、貝類などを煮たり焼いたりしたものを混ぜたり、黒豆ではなく他の豆を使用することもあるそうです。農作業の時に、おかずがなくてもさっと食べられて栄養がとれる食事として、またお祝い事や法事など、人が集まる席での欠かせないちょっとしたごちそうとして作られる料理だそうです。
今日の具材には、野菜のほかにちくわや油揚げも混ぜてありました。
 
副菜の「呉の肉じゃが」は、じゃがいもにはメークインを使い、牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎと、決まった具材で作られるのが特徴です。その昔、イギリス留学中の日本人から、ビーフシチューを再現するよういわれた海軍の調理師が、貴重だった赤ワインの代わりにしょうゆを入れるなどした結果“肉じゃが”ができたのではないかという説があります。
 
もうひとつの副菜は「いわしの天ぷら」でした。
広島湾は、エサとなるプランクトンが多いため、身が大きく育った小いわし(カタクチイワシ)が豊富に捕れるそうです。小いわしの旬は6月から8月で、この時期は鮮度を活かしたお刺身や丸ごと天ぷらにし食べることが多いそうです。今日の給食では開いたいわしを天ぷらにして頂きました。カルシウムがたくさん摂れて骨が丈夫になりましたね。
 
また瀬戸内海の島々では、温暖な気候を生かした柑橘類の栽培も盛んということで、デザートは「オレンジ」でした。
 
(詳しくは、学校のホームページ『 学校生活 ~給食について~ 給食一口メモ 』をご覧ください。)
 
広島県は、中国地方のほぼ中央に位置し、北部に中国山地、南部は瀬戸内海に面し、約140もの島々を有します。山海の豊富な自然に囲まれ、一方で工業・商業も盛んです。県庁所在地の広島市は中四国最大の都市であり、政令都市に指定されています。
そして広島県と言えば、世界遺産の宮島・厳島神社や原爆ドームがあるところですね。
戦争の恐ろしさや平和の大切さを学べる原爆ドーム。そして安芸(あき)の宮島では、空海(弘法大師)が神仏に祈るときに使ったといわれる「消えずの火」が今なお燃え続けているそうです。
魅力たくさんの広島県を調べてみるのも楽しいですね。