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第22回 卒業証書授与式

2015.03.14
第22回 卒業証書授与式
贈る言葉
 六年間の努力が実を結び、本日晴れて小学校の学びをすべて終えた証書「卒業証書」を手にしたみなさん、ご卒業おめでとうございます。
また、この栄えある日に、たくさんのご来賓のみなさまに、ご来校いただきました。ご来賓のみなさまには、いつもいつも子供たちをお守りいただきました。本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
 そして保護者のみなさま、お子様のご卒業、心よりお祝い申し上げます。小学校生活の六年間、その中に、語り尽くせぬ多くの喜びと、多くのご心配、ご苦労がおありだったことと思います。みなさまの温かいご愛情が、ここに実を結び、義務教育の第一段階を終えられたことを、改めて、お祝い申し上げます。そしてこの本当に大事な初等教育の課程で、私たちが、みなさまと共に、子育ての一翼を担えましたこと、心より誇りに思います。また、この六年間、本校の教育活動に、格別のご理解とご協力をいただきましたことを、全教職員と共に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 さて、卒業生のみなさん、今、みなさんの胸には、どんな思いが駆けめぐっているでしょうか。お父さん、お母さんに手を引かれて不安と期待に胸ふくらませて本校の門をくぐって以来、今日まで本当に多くの行事や体験や、学習に取り組んできましたね。本当に良く頑張りました。立派です。
 その頑張りの中で、様々な自分に出会ってきたと思います。時にはなかなか思うようにできない自分に直面して、諦めそうになったり、悔し涙を流したこともあったでしょう。自信が持てず元気の出ない時もあったでしょう。一方、あきらめず頑張り続けた中で、今まで気づかなかった新しい自分に出会い、頑張っていれば何とかなるという嬉しい実感を得たことも何度となくあったでしょう。六年間という時間があなたたち一人ひとりを、丁寧に育ててくれたのです。その時間と場所を保障してくれたお父さん、お母さんに、感謝しましょう。
 また、この六年間で多くの友と出会い、多くの影響を受け、皆と力を合わせて一つのことをやりぬくことのすばらしさ、嬉しさを何度となく味わったことでしょう。仲間の存在は新しい世界へ一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。仲間を背に感じて、意を強く持って、新しい世界、中学校へと、一歩を踏み出してください。そこにもまた、あなたを支えてくれる新しい仲間が待ってくれています。
 最後になりますが、私は最近「なぜ この時代に この場所に 人間(わたし)として生まれてきたのだろう」と考え続けています。私の生まれて来た意義は何なのだろうと思うのです。そして、自分は自分のために生まれて来たのではなく、人のために生まれて来たのではないだろうかと考えると、人の役に立っているだろうかという問いが生まれます。そして自分が今存在することが誰かの役に立っているかもしれないと思うと元気がでます。みなさん、元気良く、人の役に立つ嬉しい自分作りに共に励みましょう。
 みなさんが将来、それぞれの場で、それぞれの世界で「一隅を照らす人間」として生きていかれんことを心より願って、私の贈る言葉といたします。
 
平成二十七年三月十四日
学校法人朝日学園 朝日塾小学校 校長 軌保 学峰
 
第22回 卒業証書授与式
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