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令和5年度 文化講演会

2023.06.16 PTA
令和5年度 文化講演会
6月16日(金)、オレンジホールにて令和5年度文化講演会を開催いたしました。
講師に広木克行先生をお招きして、『子どもが育つ条件 ~意欲をのばす教育と子育て~』というテーマでご講演を賜わりました。今回は、新型コロナウイルス感染症による自粛が解除され、久しぶりに多くの方々が集い、また直接講師の先生からお話をお聴きすることができる、大変有意義な講演会となりました。
 
子どもたちの学びや育ちについて、経験と知識が大変豊富でいらっしゃる広木先生に、子育てについてご見識を賜りました。大変心温まる優しさに満ちたお話でした。
 
とても貴重な気づきに溢れた講演内容でした。一部ですがご紹介させていただきます。
・「子どものため」という言葉があるが、果たして本当にそれは子どもの為なのか。本当は親自身の思いを押し付けているのではないか。先ずは、子どもの存在そのものを認め、慈しむこと。それはそのまま、親自身の自己肯定感にも繋がる。まさに子育ては自分育てである。
・核家族や少子化という課題を抱えた現代において、人と人との関りが乏しくなりがちな中、ここ数年のコロナ禍でさらに人間関係の希薄化に拍車をかけるような環境下で、今、子育て世代真っ只中の私たち親が見据えなくてはならない課題は何なのか。日々忙しい時間の流れの中で、ふと保護者自らの足元を見つめなおし、子どもと過ごす時間の尊さを改めて実感させられました。
 
参加された保護者の方の感想を、一部ですがご紹介させていただきます。
・“子どもの心を理解して最後まで聴く。話してくれてありがとう、お母さんに何か聞きたいことはある?”という流れを常に意識して、子どもの話を聞きたいと思いました。
・親の気持ちを押し付けず、子どもが安心できる家庭づくり、子どもが安心できる母親でありたいです。そして、このような家庭で伸び伸び育つ子ども達、そのような子ども達を一人でも増やしたいと思いました。
 
本日、広木先生にご講演いただけましたこと、心より感謝申し上げます。
また、ご多忙の中、ご参加いただきました保護者の皆さま、誠にありがとうございました。
そして、文化講演会を開催するにあたりご協力いただきました、“ひろば わたぼうし”の川上さま、学校の先生方、関係者の皆さまに、心よりお礼申し上げます。
 
~広木 克行先生のプロフィール~
東京都立大学卒業後、東京大学大学院博士課程にて学位を修められる。専攻は教育行政学・臨床教育学。その後は長崎総合科学大学教授、神戸大学教授、大阪千代田短期大学教授・学長を経て、現在、神戸大学名誉教授。不登校・登校拒否を考える親の会相談員として、不登校のお子様と親の相談に30年以上関わるとともに、各地で保育・教育の講演会と子育て相談を続けておられる。