幼い子どもたちを見ていると、生命力の塊だなと感じます。子どもの毎日は、前に前にと向かい、「やってみたい!」「できるようになりたい!」というエネルギーに満ちています。昨日までできなかったことができるようになった! そんな瞬間にたくさん立ち合うことができるのが幼稚園の先生です。お父さんお母さん以上に、子どもの「できた!」の瞬間に寄り添っているかもしれません。つくづく幸せな仕事だと思います。
先生たちは本当にいつも一生懸命で、労をいとわず、笑顔で子どもたちのために頑張ってくれています。先生たちの心の中心には常に園児がいます。私は就任したばかりの新米園長ですが、先生たちはどんなときも決してぶれることなく、子どもの可能性を伸ばすことを最優先に考えてくれているので、全幅の信頼を置いて保育を任せています。
女性には、結婚、出産、育児など、仕事を続けられるか悩むようなライフスタイルの変化が何度も訪れます。本園では、産休・育休はもちろん、年4回の長期休暇や1時間単位で取れる年休制度などの制度が整い、ほとんどの先生が制度を利用して仕事を続けています。福利厚生も充実していて、働きやすさを支えています。 また、書き物を減らしたり、タブレットで情報を管理したり、専門のスタッフを配置したりすることで、担任業務に専念できる環境を整えています。先生方が雑務に追われず、教育に専念できる環境をつくることが、私の大きな仕事の一つです。
教育アドバイザーの前園長や、経験豊富な副担任、音楽や体育、英語などの専門講師をはじめ、10年、20年のキャリアを持つベテランの先生もたくさんいます。先生の層が厚いので、体調不良や子どもの病気で急に休むことになっても、ほかの先生たちがカバーしてくれる体制ができています。
研修に出かけたり、評判の高い園に見学に行ったり、スケジュールを調整して学びの時間を持てるのも、私立幼稚園ならでは。新人もベテランも関係なく、学べる機会を逃さず、やりがいを感じながら、ずっと働き続けられるように全力でサポートしたいと思っています。
ときどき「マーチングや体育の指導は大変そう…」と言われる学生さんがおられます。朝日塾幼稚園には長年の指導ノウハウがありますし、専門の講師がいます。経験豊かな先輩たちがサポートしますので、新採用の先生も、子どもと一緒にチャレンジする気持ちがあれば十分です。安心して仲間に入ってきてください。
朝日塾幼稚園は、昭和56年(1981年)4月に最初の入園式を行いました。以来、たくさんの子どもたちを送り出してきましたが、40年の歴史の中で、変わったこともあれば、変わらないものもあります。昨今、幼児教育は大きな変化の流れの中にあります。いかに時代が変わろうとも、変化にしなやかに対応しながら、未来を生きる子どもたちにとって必要な力を考え続けていきます。子どもを育てることは未来を創ることだと思います。ぜひ一緒に子どもたちの未来を創っていきましょう。